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直近の業績について

平成24年3月期 第2四半期の業績全般の概況

当第2四半期連結累計期間における世界経済は、欧州諸国のソブリンリスクが欧米金融業界にも波及し、世界経済を強力に牽引してきた新興国、特に中国の経済成長にかげりが見え始め、経済全体の減速感が強まりつつあります。
わが国におきましても、サプライチェーンの回復・増産や復興需要などにより、東日本大震災直後に比べ景況感が改善しているものの、タイの大洪水によるサプライチェーンの混乱、外需減退の懸念、厳しい円高水準の継続などから、先行きは不透明さを増しております。
当社グループの主要市場である自動車市場、半導体製造・検査市場、携帯電話市場におきましては、新興国市場の拡大余地はいまだ大きく、有望である一方、欧州発の金融不安の影響で世界的に需要が減退する可能性が高まっております。
このような状況の中、当社グループは、東日本大震災後の急減から急ピッチで回復する車載通信機器事業の受注への対応強化や、回路検査用コネクタ事業・ファインコネクタ事業の海外売上拡大に注力いたしました。また、7月には、新興国市場における車載通信機器事業の拡大を主な目的とするベトナム生産子会社を設立し、2012年8月の本格稼動に向けて着工いたしました。
この結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は、無線通信機器セグメントが増収となったものの、東日本大震災の影響による車載通信機器セグメントの大幅な減収などにより、131億9千7百万円(前年同期比△7.1%)と、前年同期比で減収となりました。営業損益につきましては、車載通信機器セグメントでの大幅減収に伴う減益、製品構成変化による利益率低下、中国における労務費増加などにより、3億1千万円の利益(前年同期比△66.1%)と、前年同期比で減益となりました。経常損益につきましては、さらなる円高進行に伴う為替差損の拡大などにより、7百万円の利益(前年同期比△98.8%)と、前年同期比で大幅な減益となりました。四半期純損益につきましては、株価の大幅下落に伴う投資有価証券評価損1億7千9百万円、固定資産除却損4千3百万円など特別損失2億4千7百万円を計上した結果、2億5千万円の損失(前年同期比7億3千5百万円の減少)と、業績予想値を大幅に下回りました。

製品別売上高に関する概況

車載通信機器

当セグメントの主要市場である自動車市場は、中国・インドなど新興国市場の成長ペースが鈍化しつつあるものの、着実に拡大を続けております。日本市場におきましては、日系自動車メーカーが東日本大震災の影響による大幅減産から急回復しましたが、タイの大洪水の影響で部材調達や生産が再び混乱・停滞し、下期の増産計画の見直しを迫られる事態となっております。
このような状況の中、当社グループの主力製品であるマイクロアンテナをはじめとする自動車メーカー向け製品の販売は、第1四半期での急減後、第2四半期に急回復しましたが、前年同期の8割水準にとどまりました。一方、国内向けフィルムアンテナの販売は、地デジ化対応需要により、例年より高い水準で推移いたしましたが、他製品の販売減を補うには至りませんでした。
この結果、当セグメントの売上高は72億円(前年同期比△16.5%)と、前年同期比で減収となりました。セグメント損益につきましては、2億1千8百万円の損失(前年同期比5億2千1百万円の減少)となりました。

回路検査用コネクタ

当セグメントの主要市場である半導体製造・検査市場は、スマートフォン、家電、自動車等の半導体需要急増を背景に回復基調にありましたが、パソコン需要の伸び悩みによる在庫過剰からDRAM価格が下落し、半導体メーカーやファウンドリー(半導体製造受託会社)の設備投資が縮小しつつあります。
このような状況の中、当社グループは、海外大手顧客を中心に積極的な拡販活動を展開いたしましたが、東日本大震災の影響による主要顧客の減産や生産調整などにより、主力製品であるIC検査用BGAソケットをはじめ各製品とも軒並み前年同期を下回りました。
この結果、当セグメントの売上高は25億1千5百万円(前年同期比△8.3%)と、前年同期比で減収となりました。セグメント損益につきましては、1億7千5百万円の利益(前年同期比△61.6%)となりました。

無線通信機器

当セグメントの主要市場である携帯電話市場は、BRICsに加えインドネシア、フィリピン等アセアン地域においても堅調な成長が見込まれるほか、スマートフォンの販売が急ピッチで拡大しており、さらに成長を続けるものと見られております。
このような状況の中、微細スプリングコネクタを中核製品とするファインコネクタ事業におきましては、一部海外大手顧客の販売不振などのマイナス要素があったものの、スマートフォンやPOS端末機等での採用拡大が寄与し、売上高は前年同期を上回りました。
携帯電話機向けアンテナ事業につきましては、海外大手顧客の主力機種への採用によりセルラーメイン内蔵アンテナの受注が大きく伸長し、売上高は前年同期を大幅に上回りました。
当分野に含めておりますメディカル・デバイス事業につきましては、ガイドワイヤ用コイル、マーカリング等主力製品の堅調な販売増加に加え、ガイドワイヤユニット・カテーテルユニットの組立加工の受注増加により、売上高は前年同期を大幅に上回りました。
この結果、当セグメントの売上高は34億8千万円(前年同期比+22.5%)と、前年同期比で大幅な増収となりました。セグメント損益につきましては、2億7千7百万円の利益(前年同期比+5.1%)となりました。

売上高 単位:百万円
経常利益 単位:百万円
当期純利益 単位:百万円
1株当たり当期純利益 単位:円
  2009年
3月期
2010年
3月期
2011年
3月期
2012年
3月期※
売上高 (百万円) 通期 27,555 26,025 27,129 27,500
第2四半期 16,292 12,344 14,210 13,197
経常利益 (百万円) 通期 Δ1,125 1,051 955 670
第2四半期 619 221 617 7
当期純利益 (百万円) 通期 Δ3,604 820 586 250
第2四半期 225 92 484 Δ250
1株当たり当期純利益 (円) 通期 Δ180.15 41.01 29.33 12.50
第2四半期 11.26 4.61 24.24 Δ12.52
※2012年3月期の通期については、2011年11月11日発表の予想値です。